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小袋パウチ充填(分包パウチ)

化粧品サンプルを代表とした小袋パウチ(分包パウチ)は、サンプル提供で使用されることが多いため、少量多品種での製造依頼が多くあります。納入される資材もメーカーによりさまざまで、粘度の異なるバルクや、異なる質感・厚みの包材など、あらゆる条件に対応するため、設備の慎重なコントロールが必要です。コスメパックでは、これらを創業以来積み重ねてきた実績と経験により、適切な運用で品質の高い充填をお約束します。

液中充填への取り組み

コスメパックでは、化粧品の充填には不向きとされていた液中充填を、業界の中でもいち早く2003年より導入し、確かな実績と技術力、ノウハウを積み重ねてきました。
一昔前までは、液中充填は化粧品充填には不向きで、液漏れを起こすと言われていましたが、コスメパックが培ってきた技術力と設備メーカーの研究により、この弱点を克服しました。従来の間欠充填と比べて充填速度が速く、さらに高効率での充填が可能になりました。その結果、高品質でありながら短納期やコストを抑えた充填のご提案が可能になりました。

  • 生産量

    毎分最大400包

  • サイズ

    縦45mm〜150mm、横33.5mm〜100mm

  • 容量

    0.4g〜50g

  • 形状

    ストレートシール/瓶口形状

  • 仕上

    バラ仕上げ〜ミシン入れ加工

コスメパックの液中充填の特徴

液中充填 一般的な充填(間欠充填)
概要 充填と四方シールを1つの工程で行う方式 予め包材に三方シールをしてから、一定のピッチで充填・停止を繰り返して充填を行う方式
充填品質 ◎充填の流れが止まらないため、充填量のバラツキが極めて少ない ◯充填・停止を繰り返すため、充填量のバラツキが出やすい。特にバルクの粘度はメーカーにより異なるため、液の糸引きや液ダレを完全に防ぐことが難しい
生産速度 ◎シール・充填をノンストップで1つの工程で行うことができるため速い ◯充填・停止といった動作があるため、生産速度は液中充填と比較すると遅い
微細な固形物が
含まれた
バルクの充填
◎スクラブやカプセル系の潰せるタイプの固形物は充填可能だが、砂や岩塩など潰せない固形物の場合、液漏れの原因になるため不向き ◯あらかじめ三方シールをするため、微細な固形物が入ったバルクも充填可能
生産コスト ◎生産速度が速いため、その分をコストを抑えることが可能 ◯液中充填と比較すると生産速度が遅い分、生産コストに反映されることも

充填可能な分包パウチ形状

  • ストレートシール
  • 瓶口形状
  • 2in1パッケージ

撹拌(かくはん)充填に対応

分離しやすいバルクも撹拌しながら充填することで、常に均一な充填を実現しています。バルクが分離しやすい場合、成分が均一に保たれないことが問題となりますが、コスメパックでは撹拌機を活用することで、この問題を解決しています。
充填が難しいとお考えの分離タイプのバルクでお悩みの方もご相談ください。

シール強度の検査

小袋パウチ(分包パウチ)の検査では、シール強度の確認には加圧試験が一般的ですが、コスメパックでは加圧試験に加え、量産前にデジタル顕微鏡を用いてシールの断層確認を行い、シール強度の安全性を確保しています。


デジタル顕微鏡検査

量産前に、最大20ヶ所のデジタル顕微鏡による断層検査を行い、正しく圧着され隙間がないことを確認します。この検査では、シール部の断面を詳細に観察し、微細な欠陥や不均一性がないかをチェックします。デジタル顕微鏡を使用することで、肉眼では見逃してしまうような微小な不具合も正確に検出することが可能です。


加圧試験

この試験では、規定の圧力を一定時間かけることで、シールの強度や密閉性を検証します。液漏れがないことを確認することで、製品が実際の使用条件下でも信頼性を持って使用できることを確認します。加圧試験は品質管理の重要な一環であり、この試験を通じて製品の高い品質基準を維持しています。

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